カーボンニュートラルって?
カーボンニュートラル勉強会
脱炭素について
カーボンニュートラルについて

開催日:2024年10月10日(木)
参加者:5名

地球温暖化防止に向けて、私たちにできることを考えよう!ということで社内でカーボンニュートラル勉強会を行いました。このテーマについて勉強するのは初めてということで、「どんな内容になるか」「どんな感じになるか」と皆が思っていましたが、最初らしい内容で無事開催できました。今回は5項目に分けての内容です。


カーボンニュートラルとは二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出を完全にゼロに抑えることは現実的に難しいため、排出せざるを得なかったぶんについては同じ量を「吸収」または「除去」することで、差し引きゼロ(ネットゼロ)を目指しましょう、ということです。

カーボンオフセットとは、私たちの生活や経済活動でどうしても排出してしまう二酸化炭素などの温室効果ガスについて、別の場所で温室効果ガスの削減活動を行い、その排出量を相殺する考え方です。

世界の平均気温は2020年時点で、工業化以前(1850~1900年)と比べ、既に約1.1℃上昇したことが示されています。このままの状況が続けば、更なる気温上昇が予測されています。
将来の世代も安心して暮らせる、持続可能な経済社会をつくるため、今からカーボンニュートラルの実現に向けて、取り組む必要があります。

1970年代に環境問題がはじめて国際会議の議題となり、1997年に定められた「京都議定書」が採択される。
2015年、京都議定書の後継の「パリ協定」が採択される。
2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言。

世界的に開発途上国が直面する環境課題の解決が急務です。
現在、製造業の拠点が人件費の安い途上国へ移行しているため、先進国のCO2排出量は年々減少しています。
しかし、開発途上国ではCO2排出量が増加しており、削減目標の設定が困難な状況です。
日本においては、温室効果ガスの約90%がCO2で構成されており、そのうち約40%が電力部門から、残りの60%が産業、運輸、家庭などの非電力部門から排出されています。
特に、火力発電所からのCO2排出が大半を占めており、再生可能エネルギーへの転換が不可欠です。
さらに、国民一人ひとりのライフスタイル—衣食住や移動—が日本全体の温室効果ガス排出の約60%を占めるとの分析もあります。これは、国や自治体、企業だけの問題ではなく、全ての人が主体的に取り組む必要があることを示しています。持続可能な未来のために個人の意識改革と行動が求められています。


参加者の感想

カーボンニュートラルについて調べてみて、ニュースなどで言葉は聞いたことはありましたが、どのような流れでどのような意図や意味合いを持つのかをはじめて知ることができました。また、カーボンニュートラルを実現するために国や企業だけの取り組みだけでなく、一人ひとりの個人でも自分ができることに取り組んでいく必要性を感じました。


単語は聞いたことがあったが、その意味や歴史は学べなかったので良い機会になった。長い間、環境問題について議論されているのかが分かって良かった。


カーボンニュートラルについて全く知識がなかったのでやや難しかった。数字を入れてもらえてイメージしやすかった。各家庭でできることはやっていかないといけないなと思った。


世界全体、国全体のカーボンニュートラルの動きが分かった。企業には取り組みの義務などがあるのかが気になった。


「カーボンニュートラル」と「カーボンオフセット」の違いを明確に理解することができてありがたかったです。初めての勉強会で、どんな内容にするか?難しいと思っていましたが、とても分かりやすくて感動しました。

参考にしたサイト

環境省  脱炭素ポータル 
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/

経済産業省 資源エネルギー庁 
https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2021/html/1-2-3.html

(株)エスプールブルードットグリーン 
https://www.bluedotgreen.co.jp/column/emissinncalculation-cfp/aboutcarbonneutral/

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