来週から季節外れの暑さになるようです。
⇒「関東2週間天気 しばらく季節外れの暑さに 来週は東京都心も30℃予想 暑さ注意(2024.5.14)」
これから徐々に暑さが厳しくなっていきますね。
週末は四日市でも最高気温27℃になるとのことで、5月中旬とはいえ夏日(最高気温25℃以上)を記録する日がこれから多くなっていきそうです。
そうなってくると、重要なのが「早めの暑さ対策」ですよね!!!
これから暑さ対策について色々と検討されるかと思いますが、その際によく出てくる「遮熱」「断熱」「伝導」「対流」「輻射」といった言葉についてご紹介します。それにちなんだ実験も載せていますのでぜひ最後までご一読いただけると幸いです。
– 熱の伝わり方の話
遮熱と断熱についてお話する前にこれだけは知っておいてほしい熱のお話があります。
・熱の伝わり方(熱移動)には3つの方法がある!
伝導熱…物を介して伝わる熱、直接触れて伝わる熱(アイロン、湯たんぽなど)
対流熱…風や空気で伝わる熱(エアコン、ドライヤーなど)
輻射熱…赤外線で伝わる熱(電気ストーブ、薪ストーブ、太陽、電子レンジなど)
・一番熱を伝えるのは“輻射熱”!
伝導…5% 対流…20% 輻射…75%
・3つの熱移動はそれぞれ対策できる材料がある!
伝導は、「断熱材」…発砲系断熱材、繊維系断熱材
対流は、「断熱材」…発砲系断熱材、繊維系断熱材
輻射は、「遮熱材」…リフレクティックス
・遮熱材とは?断熱材とは?
断熱材とは「熱の伝わりを遅くする材料」
遮熱材とは「熱(輻射熱)を反射する材料」
大事!!!
「これだけは知っておいてほしい」項目を書いたら、結局4つになってしまいました。長くなって申し訳ありません(^^; ただ、このことを知っておくと「なんで毎年うちの工場は暑いんだ~」とか「これからどんな対策をしたらいいんだ?」の参考になると思います!
最後に、先日出展した「国際養鶏養豚総合展」にて展示会開始から終わりまでの計7時間をつかって遮熱材と断熱材の違いについて実験をした模様を載せておきます。ボックスの中の温度がどう変化していくかをご覧ください!
– 赤外線ストーブを使って実験
「太陽」に見立てた赤外線ストーブで、夏場の工場や倉庫をイメージして作った「遮熱材リフレクティックスボックス(以下、遮B)」と「断熱材ボックス(以下、断B)」を温める実験を行いました。
9時(ストーブ点火)
遮B:23.1℃/断B:23.4℃
10時(展示会スタート)
遮B:27℃/断B:34.1℃
11時
遮B:28.2℃/断B:39.2℃
12時
遮B:27.5℃/断B:41.1℃
※この時間から会場内でエアコンが作動し始めました。その影響で「遮B」内の温度が若干下がったものと思われます。遮熱材を施工した屋根の屋根裏温度が外気温ぐらいまでになる理由は雰囲気温度(周辺温度)によるものです。
13時
遮B:27.5℃/断B:43.9℃
14時
遮B:28℃/断B:43.1℃
15時
遮B:28.3℃/断B:42.4℃
16時(展示会終了)
遮B:28.5℃/断B:45.3℃
結果(温度差)
7時間で遮Bと断Bとの温度差は16.8℃が生じる結果となりました。
こちらの体感ボックス(遮B・断B)を持参して、遮熱と断熱の違いについて、ECO遮熱工法®についてなどご説明に伺います。ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください!
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